地下室でロボット作ってます。

この場合、地下というところがミソですね。密やかに進行していくドラマに私はワクワクしてます。ロボットは《こども映画祭》のシンボルとして思いついたものです。最初は派手な飾りくらいのイメージだったんですが、それはあまりに楽しくない。ただのハリボテを展示するのはワクワクするのは難しい。そう思った瞬間、ロボットにまつわる物語がね、ブワァワァワァーーー!と吹き出してきました。ちょうど劇場入り口のカフェにいたんですけど、ものの10分ほどで、その物語を絵コンテに書き上げました。

それは『その昔、映画は地下の秘密基地からロボットたちによって運ばれていました…』で始まる短い物語です。これを映画祭のイントロダクションとして宣伝に使おうと思います。物語の最後でロボットは動かなくなりますが、そのロボットは劇場前に再現され設置します。つまり、物語の続きが映画祭なのです。この物語を読んで劇場を訪れ、ロボットに出会った人は、自動的にこの物語の後半部分に組み込まれてしまうのです。

さらに言うと映画祭の後半、子どもたちとともに、このロボットを使ったイベントを行います。それでこの物語は完結します。子供たちといっしょに物語を作り上げる。これがこの映画祭のエンジン。バーチャルな物語が、生身の体験にすり替わる仕掛けなのであります。こんな映画祭はそうそうないでしょう。

映画祭は今、企画の詰めの段階ですが、すでに物語は動き始めています。それも桜坂劇場の秘密の地下室で…。なんか仕事をしてる足下で、ロボットが作られていると考えただけでワクワクしてしょうがない日々です。誓って言いますが、私は映画祭に来る子供より楽しむつもりです。
プログラム・ディレクター真喜屋
  

Posted by sakura-zaka at ◆2007年06月14日23:53日記