はじめに

世界 + こども + 映画祭 = ?
子どもたちに見て欲しい映画を集めて、毎年行ってきた『世界こども映画祭』。今年から装いもあらたに名前を変えてみました。ちょっと長い名前ですが、これには意味があります。十人十色と言うように、世界には様々な個性に満ちています。世界は一つでも文化はいろいろ、人もいろいろ。みんなに個性や役割があって、それぞれが出会うことで物語が始まるはずです。世界があって、こどもがいて、映画祭がある。ただ子供のために用意された映画を観るだけではなく、それぞれが集まることで、何かが始まるような、そんなイベントになることを目指した映画祭。それが『世界とこどもと映画祭』なのです。

映画祭のシンボル【エイガロボ】登場
映画祭のシンボルとしてエイガロボが子どもたちをお出迎え。エイガロボは、かつて子どもたちのために映画を上映して回ったロボット。しかし、映画離れがすすんだため、子供から忘れられ電池が切れて動けなくなったという設定。しかし、映画ロボにはまだ映画を上映する機能が秘められているのです。子どもたちといっしょに、ロボを復活させるという物語が用意されています。

視界を広げる、様々な国籍と、映画技法
日本、イラク、ポーランド、ドイツ、モンゴル、ノルウェー、そして沖縄から全部で9本の作品が集められました。それぞれのお国柄が、そこに映し出されます。楽しさと映像の不思議を感じさせるアニメーション。芸術作品のような影絵の世界。ちょっと切ないモンゴルのドキュメンタリーなど、ふだん子どもたちが見慣れない世界がスクリーンに映し出されます。テレビではわからない、本だけでも見えてこない、すべてを知ることはできなくても、ちょっと視界が広がる。そんな出会いがここにあります。

版画家 儀間比呂志原作、初の映画化
版画家の儀間比呂志さんの原作『鉄の子カナヒル』が人形アニメで映像化されました。監督は映画の不思議に魅了され、ハリウッドに飛び出して修業を積んだ読谷村出身のクリエイター、比嘉ブラザース。9年という時間をかけて地道に作り続けた30分の人形アニメ。沖縄の二つの才能が結びついた本作は、沖縄の子どもたちに夢を与えてくれます。
■上映は『おやすみクマちゃん』との同時上映になります。
■初日は比嘉ブラザース、儀間比呂志さんの舞台あいさつあり。

究極の映画体験、こどもマチグワァー劇場が誕生
子どもたちに、より強力な映画体験を。ということで、映画祭の目玉は子どもたちと作る映画館。もちろん上映をしてくれるのはエイガロボ。NPOまちなか研究所わくわくの協力と、募集で集まった子供スタッフを中心に、桜坂劇場の外に映画館を作り、子どもたちとともに特別プログラムを上映します。


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