こどもマチグワァー劇場ができるまで

先日の大雨で流れた『こどもマチグワァー劇場』。このままで終わるにはもったいないと言うことで、8/16(木)に、ほぼ一日使って建込みから上映まで、実行したのであります。もちろん、予定通り映写機は我らがシンボル「エイガロボ」が担当。内部に3400ルーメンのビデオプロジェクターと、パソコン並の電子頭脳を埋め込まれ、見事に上映に成功いたしました。いやあ、よかった、よかった。

映画館は遠くから観るとまるで巨大なサッカーボールを半分に切ったような外観。設置されたのは桜坂劇場の真正面にある希望ケ丘公園です。ここを会場にしたのは木陰があるので、熱中症にならずにすむということと、秘密基地の雰囲気がでるのではないかと言う演出です。もちろん直射日光を避ければ、窓が開いていても昼間の上映が可能になるという利点もあります。木陰とはいえ、風を通さないと蒸し暑くてかなわない。

この劇場の作りはユニーク。正方形のベニヤ板を、ボルトでつないだだけ。これが綺麗に丸くなり、そのテンションだけで意外としっかりしています。卵の殻といっしょですね。子供たちには簡単なネジ止めと、外装の色塗りをしてもらいました。その後、大人5人でゆっくりと丸めていきます。この時無理に曲げると板が割れるので、均等に丸めるのがミソ。子供たちに手伝わせると、無茶をするのでドキドキです。

とはいえ、劇場の枠作りは意外とあっさり。問題は穴を塞ぐこと。折からの強風で風も強く、困難を極めながらもどうにか完成。《エイガロボ》は大きすぎて中に入れないので、大きな窓からのぞき込むように上映となりました。しかも構造上、小さな隙間しかないため、中に入れるのは子供だけ。本当の子供のための劇場です。お父さん、お母さん、取材のみなさんは外から鑑賞するというスタイルに。

写真の左側は内部を前から撮影。映写中のロボが、のぞき込んでいるのが見えますね。写真の右側は背後からの撮影。白い布を貼っただけのシンプルなスクリーン。風に揺れたり、微妙な木漏れ日が差し込んだりして、これはこれで味わい深い映像が見れます。上映作品は子供たちがワークショップで作ったアニメと、沖縄県芸の提供による高校生制作の線画アニメ。

《エイガロボ》の内部にはなんと電子頭脳が埋め込まれています。こども達もお手伝い。完成後は子供たち自ら「お客を呼んでこよう!」と劇場の入り口にかけていきました。かわいいものです。というわけで、1日限りの映画館は無事に役割を終えたのでありました。



この劇場の制作にあたっては、非営利活動法人 エコ・ビジョン、非営利活動法人まちなか研究所わくわくのスタッフの皆さんのご指導、ご協力がありましたことを、お礼にかえてお知らせいたします。


ディレクター真喜屋



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